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eraRemilia 5

本作はeratohoの二次創作です。

オリキャラ、調教、陵辱に嫌悪感を抱く方は閲覧をご遠慮ください。

18歳未満の方もご遠慮ください。

なお、本作では吸血行為を行うと吸われた者は吸血鬼になる可能性がある設定を採用しております。


春ですね。
花粉がつらいですね。

例大祭でゲスト参加するらしいですよ。
また追って報告します。





 ――――どうして、

 「んむっ、ちゅぷ……っ、じゅるっ」

 ――――どうして。

 「ずず……っ、んっ、ずちゅっ」

 私、一体何をしているんだろう。

 「んぷっ、ちゅるっ、ぢゅうぅっ! ん、んんっ、こくん」

 塩気と、少しの苦味。
 飲めば飲むほど私は私自身から遠くなっていって、制御すらも不可能になり、複雑な事を考えられなくなってしまう。
 行うのは単純で、それは熱く硬いそれを口の中で吸い、舐める。
 それから漏れてくる液体を、認識したくないと思いながら私の舌と脳はそれをご馳走であると訴えかけるのだ。

 「はぷっ、ちゅ、ちゅっ、ん、ふぅ……ふぅ……ぢゅるるるっ」
 「…………レミリア」
 「じゅぷぷ……っ、んむ?」
 「出る」
 「ん――――ッ!?」

 さっきまでは少しずつ漏れていたものより濃くて量も多くなって私の口の中へと容赦なく吐き出される。
 今度は苦味が強くて、少しだけの塩気で。
 一度だけじゃとても飲みきれそうにはなかった。

 「ん、んぅ……こく……ふぅ、ふぅ……こくん」

 一度飲んで、呼吸を整えて残りを飲み干す。
 私の唾液とそれが混ざったものが食道を通って胃の中へと届いていくのが、わかる。
 苦くて臭くて、後味なんて最悪なものだったのに。
 私はそれを、認めたくないのに味覚の私は『美味しいものである』と伝えてくる。
 どうしてだろうか?
 こんな汚らわしいものを私は何故美味しいと感じるの?

 「じゅる…………ぷぁ……」

 口の中で少し硬さを失ったそれを吐き出して、呆けながらもその疑問に答えを見つけた。
 それは私が吸血鬼であるから。
 能力そのものは失ったけれど、身体の構造は変わらないんだ。
 吸血鬼はその名の通りに血を吸うが、何も血だけ飲む種族ではない。正確には人間の体液を吸う種族なのだ。
 つまりはこれも"吸血行為"に他ならない訳で、私は食事をしていたと言って間違いない。

 「…………はぁ」

 ほんの数日前の私と、今の私の違いが大きすぎる。
 何処で間違えたの?

 「レミリア、次はここだ」
 「ひ、ぅ……っ」

 本来ならただの排泄器官のはずのそこを、男が指で撫でる。ただそれだけの行為で私は腰を震わせてしまう。
 そうだ、これも男が私に行った行為の結果だ。
 高貴な私の身体を好き放題に弄くりまわして、あまつさえそんな所で……なんて。最低だ。
 最低、すぎる…………っ。

 「本当に、するの……?」
 「する」
 「壊れたり、しない?」
 「しない」
 「ほんとに?」
 「十分に慣らしたつもりだ」

 何度も確認して、私は何も言えなくなった。
 男はそれを納得したのだと判断したのか、私の体勢を四つんばいにしてからさっき私の口の中に入って唾液にまみれているそれをあの場所に――

 「……っ」
 「力を抜いておけ」
 「…………うぅ」

 先端が当たるだけで、少しまた痺れが走った。でも、今日はそれだけで終わらないんだ。

 「いくぞ」
 「――――――っ!!」

 私はただ、ベッドのシーツを握り締めて男の―――――――――。



 一日に三回、男は私の食事を必ず持ってくる。最初は男が作ったものなど口にしてたまるかとそれを数日間拒絶していたが、男は自らの血液を私の前に差し出し、それに私は空腹感と吸血鬼の本能で屈してしまった。
 あの味は今でも不思議な味だったと思える。私に対する恐怖心に染まった血液しか飲まない主義だったからかもしれないが、あの血液には何が染まっていたのだろう。……あの男の事だ、何か邪な成分が含まれていたに違いない。
 ともかく私はあの男の血液を飲むくらいなら、と男の手料理を食べるしかなくなったのだ。料理の腕は咲夜に劣るが、食べれなくはない。食べれなくはないが所詮その程度でしかない。夜の王の食事というのは本来であれば従者として、そして料理の腕を信頼できる者にしか作らせないものだが、現在の状況は私の部屋以外にはわからない。男が言うには紅魔館の面々は無事であると聞いたが、さて、それは本当なのか。私だけでなく他の者にも手を出そうものならどんな方法を使ってでも男を殺す。
 高貴な吸血鬼の能力が奪われ、私の部屋に監禁されてから何度の夜を越えただろうか。
 陵辱、食事、お風呂、睡眠。
 ただそれだけの繰り返ししかないのだ。
 ああ、それだけじゃない。男は私の服も手洗いで洗っているらしい。しかもご丁寧に皺一つ残さないぴしっとした状態にしてから部屋に置いていく。もちろん、下着も……だ。男がどう思っているかなんてどうでもいいが、防衛本能から私の性器が濡れてその度に下着が汚れる。それを無表情で拾い上げて持っていく瞬間はいつ見ても私の心は怒りと羞恥に溢れる。それぐらい自分で洗うと言っても男は俺がやると言って聞かない。
 …………そんな奇妙で地獄のような生活を繰り返している。
 改めて思うのは、これを考え付いた奴の顔が見てみたい事とブチ殺してやりたいという殺意。

 「はぁ……」

 いつもどおりに食事を持ってきた男は、椅子に座ってため息を吐く私の前に料理を置く。
 チキンライスの上にオムレツが乗っている一風変わった状態の料理。そういえば以前咲夜がこんなものを作った気がする。

 「好みの料理ではなかったか?」

 見当はずれの予想に、私はもう一度ため息を一つ。
 もうそろそろこの男に対して怒鳴ったり、悪態をつくのにも疲れてきた。思いつく悪態も殆ど男にぶつけてしまったし。

 「違うわ。お前さ、こんな事を続けて飽きないのか?」
 「飽きる?」
 「毎日毎日同じ事の繰り返しで、私の心も全然最初と変わりないというのに。そろそろ諦めたらどうだ?」
 「飽きる、諦めるの問題ではない。俺はレミリアに調教を行うのが使命」
 「…………じゃあその使命を与えた奴に言ってやれよ。もういいだろって」

 男は料理の上にデミグラスソースをかけてから、ナイフでオムレツの真ん中に切り込みを入れていく。するとオムレツが広がり、オムライスが完成する。
 オムレツの中で溶けたチーズがとろっと流れて見栄えも綺麗だ。

 「俺に使命を与えた者は、レミリアが何を言おうと使命を果たせと命令した」
 「……チッ」

 食事中に舌打ちははしたないか。
 男から綺麗に磨かれたスプーンを受け取って手を合わせる。

 「いただきます」
 「召し上がれ。食べ終わったらノックしてくれ」

 そう言って男は音を立てずに部屋から去っていった。
 男の後姿を見送る事無く私はオムライスを口にする。コクのあるデミグラスソースとふわっとした食感の卵、味を主張しすぎないチキンライス。最後にはとろけたチーズが味をマイルドにしている。
 しっかりと噛んで、飲み込む。

 「…………」

 水を一口飲んで、またオムライスを口へ運ぶ。咀嚼して、また飲み込む。
 感じた事を口にするのは私の負けになるだろうか。
 いや、しかしあの男が作った料理は最近になって変化してきた。直接評価を男に言った覚えはないのに、味付けや見た目は私の好みへと近づいている。
 あの男は本当に私の事がお見通しなのだろうか? 私の思考を読んでいるなら、陵辱の時だって…………。
 うぅぅ。
 今あの男は居ない。きっと聞かれる事はない。
 言ってやればいいじゃない。私は夜の王だ。常に堂々としていなくてはならない。
 さぁ、言ってやりなさい。あの男が作ったオムライスの評価を。

 「…………美味しい、じゃない」

 ――――――。

 「さっ、咲夜の次に美味しいわ」

 うぅぅぅっ。
 部屋に一人しか居ないのに何故私は慌てて付け足したりしたの。
 顔、顔が熱い。こんな時に部屋に入ってこないでよ? こんな顔を見られたら、私が私でなくなってしまいそうだから。

 「うぅぅっ」

 もう何も考えないで食べよう。
 美味しいのは認めようじゃないか。口にしてしまった以上撤回はしない。
 だが、やはり咲夜の方が上回っている事を忘れない事ね。

 「はむ……、はむっ」

 もしも咲夜がこれと同じ物を作ったとしたら、すぐに私は咲夜の方が美味しいと感じる事だろう。
 咲夜は私が信頼する従者で、何度も咲夜の料理を口にした。味付けや見た目、料理のチョイスどれを取っても咲夜の方が上なのだ。

 「もぐ……もぐもぐ……、はむっ」

 だから、これだけで決して驕らない事ね。まぐれで美味しく出来たという可能性だってあり得るのだから。
 それに料理の評価は上がってもその他の評価はまるで駄目。最低最悪には変わりないのよ。

 「はむ、はむ……」

 全く。
 食事の後にあの男に触られる時間が来るなんて最悪だわ(陵辱された後で食欲が湧かないと訴えたら順番が変わった)。
 早くあの男、死んでしまえばいいのに。

 「もぐもぐ…………こくっ」

 ……………………。
 あっという間に全部食べてしまった。
 いや、違う。違うのよ。
 美味しかったから手が止まらなかったとかでは断じてない。ましてや恥ずかしさをごまかそうとかそんな事じゃ、ない。
 うぅぅ、うぅぅぅっ。
 もういい。
 既に食事は終わったのだからこの事に関して考えるのは止める。さっさと食器を持っていかせよう。
 部屋の扉をノックして、すぐに男は入ってきた。

 「もう食べたのか」
 「ふん」
 「よく噛んだか?」
 「煩いわね、そんな親みたいな事をお前に言われたくはない」
 「ふむ」

 男は私の顔をじっと見たかと思うと、ポケットからハンカチを取り出して――――――――!!?

 「これでいい」
 「…………っ!!」
 「また来る」

 手際よく男は食器とグラスを纏めて部屋から出て行った。
 残されたのは当然私しか居なくて。
 さっき、男にされた事に身を震わせている。

 「…………最、悪、だわ」

 何をしたか?
 男はハンカチで私の口元を拭いたのだ。
 ハンカチには先ほどのオムライスにかかっていた、デミグラスソース。

 「うぅぅぅっ!!」

 すぐさまベッドへ飛び込んで自らの失態を大いに恥じた。
 最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ――――ッ!
 あの男に、なんて、なんて失態をしでかしてしまったの…………!
 こんな姿、誰にも見られたくはない。フランにだって咲夜にだって。
 しかしあの男に、最も見られたくない男に見られてしまった。
 最悪だ。
 最悪だ…………。
 あの男が私の前に現れてから、碌な事が起こらない。私はいつでも完璧なレミリア・スカーレットで居るはずが、食事を急いで食べた挙句口元にソースをつけたままでいるなど。
 カリスマが、聞いて呆れるわ…………。



 夜の王が、カリスマ吸血鬼が、果たしてこれをするものなのだろうか?
 これは明らかな王への冒涜であり、即座に罰せられる行為に他ならない。出来る事なら抹殺してやりたい。

 「まずは見る事から慣れろ」

 以前、アイマスクを着用して男の汚らわしいモノを触り、射精させるという屈辱を味わった。
 あの時男はいずれ慣れさせると言ったが、今がその時なのだろう。
 永遠にその時が来ないで欲しかったのだが、半分諦めていたのが本音だ。この男はやると言えばやるし、冗談など口にはしない。言う事は全て実行し、そこに私の意見などは通る筈もなく。
 あっという間に私は両腕を背中に回されて縛られた。
 一瞬の出来事で、何度も何度も繰り返しデモンストレーションを行ってきたかのような手際のよさ。

 「え……? え?」
 「レミリアはただ見ているだけでいい」
 「何を、きゃあっ!?」

 悲鳴を上げた事を恥じる暇もなく身体のバランスを崩し、気がつけば男の顔に私は跨っていて、目の前にあるのは――――。

 「こんな、こんな目の前まで見せ……るなぁッ!」
 「レミリアには時として強引に事を進める事も有効であると判断した」
 「私は見ない……絶対に見たりなんかするものか!」
 「そうか…………れろ」
 「ひゃぁっ!?」

 男は構わず私のあの部分を舌でなぞる。
 気持ちの悪い男の舌が動く度に、背筋に走る寒気。この寒気がずっと続くのが、本当に苦痛でならない。
 下着越しの感触といかにもな舌の動きで不快感は増していく。
 気持ち悪い…………っ!
 それだけでも気持ち悪いというのに、今目の前にあるのは男のグロテスクで血管が浮いている、名前すら考えるだけでもおぞましいモノ。
 つい昨日、私はこれに触ってしまい、射精させてしまったのだ。
 手の中で脈打つあの感触を嫌でも想起してしまう。
 なんて、なんて形をしているの。こんな生々しくって見ただけで生理的嫌悪を抱くようなものが本当に人間の男の身体の一部なの?
 五百年、女の吸血鬼として生きてきた私には股間にこんなものがついていたら自分で自分が嫌になってしまうわ。それだけ気持ちの悪いものだ。
 それを見せるのも万死に値するのに、その上手を縛って目の前で見せ付けるなど…………っ!

 「お前の考えが私には、ふ、ぁあっ! 理解出来ないぞ」
 「目的は話した。男のペニスを見て慣れろ、と」
 「こんな気持ちの悪いモノ、慣れるわけない、だろぉ……っ!」
 「これから慣れればいい」
 「見ないからな……、絶っっっ対に見ないからな……っ」

 両手を縛られて、腰をがっちりと固定されて逃げられないこの状況で、私に出来る唯一の抵抗はそれしかなかった。ちょっと見てしまったけれど、もう見ない。見てたまるか。

 「レミリアの好きにすればいい」
 「あぁそうさせてもらっ、ふ、ぁ、ああっ」

 目の前の異物はじっと目を閉じていればいい。だが、下半身の陵辱はどうしようもなかった。せいぜい、男の舌から腰を逃がすように動かすしかなく、それも男の力で邪魔されていた。

 「うっ、直は……っ」
 「れろ、れろ」
 「んんぅぅ、ぅぅううっ!」

 男の舌が器用に下着をずらし、私の性器を直に舐め上げる。
 全体的に満遍なく舌先でねぶられて、また背筋にゾクゾクッとした何かが駆け巡る。
 き、気持ち悪いからよ。気持ち悪いからに決まっているじゃない。
 何度男の陵辱を受けたって私の身体は何一つ変化してはいないのだから。
 だから、このゾクゾクは嫌悪感だ。

 「んっ、んぁ……っ、はぁっ、あっ、ぁう……っ」
 「少し舐めただけで濡れてきている」
 「だからそれは……、防衛本能がぁ、あンっ!」
 「そうか。防衛本能か」
 「勘違いするな、くぅ……っ、お前の行ってきた事など無意味、ぃいっ!?」

 だから、私が喋っているのに陰核を舐め上げるなぁ……っ!

 「はぁ、あ……っ、本当にお前は嫌な奴、んぅうっ、嫌な奴だっ」
 「構わない」
 「くぅ……、本当に、嫌な奴……」

 目を閉じれば、五感の内の一つが消えて他の感覚が上がるのだろうか。
 いつもより男の舌の感触が鮮明に感じるのだ。陰核から始まって性器の端まで行き、戻ってきて陰核をはじく。それも嫌に遅くするせいでより気持ち悪さは増加する。
 まさか、男はこういう事も想定して行っているの? だとしたら本当にこいつは性質が悪い男だ。
 だが、目を開ければそこには男の汚らわしい異型のモノ。

 「ふぅ、ふぅ……っ」

 見てやるものか、見てやるもの、か……っ。
 その手には乗るもんか。
 ――――と、不意に私の鼻が何かを嗅ぎ取った。
 しかもそれはいい匂いと言うには程遠いような、むしろ吐き気すらするのではないかという異臭。

 「…………、お前は、本当に」
 「ん?」
 「最低な男だ……っ」

 どう考えても、その異臭は目の前にあるモノからだ。それとしか思えない。
 これもまたあの男が想定していた事なのか。

 「本当にお前はっ、最低なっ、おと……こ……ぉっ!」

 喋っているのに、また男は陵辱行為を続ける。
 そしてまた私は浮遊しているような感覚に襲われてしまう。
 いやだ。この感覚は嫌いだ。浮遊している感覚が限界にまで達してしまえば、一瞬私は私ではなくなってしまう。考える事を、紛らわせる事を忘れてしまうのだ。
 しかも、最低な事にその頻度が増えつつある。
 昨日だって何度、この感覚に襲われた事か。

 「ふ、ぅぅぅっ、う、ぅぅううっ!」
 「ぴちゃ……、ぴちゃっ」
 「くぅ、ん……っ!」
 「れろ、れろ…………ちゅ、ぅぅぅっ」
 「……ッ! う、うぅうっ、うぅ~~~~~~っ!!」

 さっきまでずっと舐め続けていたのに、急に陰核を吸われて一気に浮遊させれて、限界にまで上り詰めてしまった。
 私はうめく事しか出来ずに、無意識で両足をぴんと伸ばす。
 そして浮遊していた身体が地に落ちるように、強張った身体の力が抜けていく。

 「ふぅ、ふぅ……ふぅぅっ」
 「舌の愛撫で絶頂する時間が早くなってきている」
 「絶頂なんか…………、してない……っ」
 「している。レミリアはクリトリスを吸われて絶頂。つまりイッた」
 「していないと、言っている……っ」
 「言葉で否定しても、確かにレミリアは絶頂した」
 「何とでも、言え……この、下衆が……」

 どうせ、まだ終わらない。
 あと何度私は、あの浮遊した感覚に襲われてしまうのだろうか。
 じっと耐える事しか出来ないのが、悔しい。



 「は、ああ、あっ、あぁぁあっ!!」
 「ぴちゃ、ぴちゃっ」
 「ん、んんぅぅっ、ぅぅううっ!!」

 浮遊する回数を重ねれば重ねるほど、私の口が閉じる事を忘れてしまう。
 いや、忘れるのではない。口を閉じる力がなくなっているのだ。
 それだけ男は私の性器を舐め、吸い、そして指でねちっこく弄る。
 心なしか、さっきよりも浮遊する間隔が短くなっている気が、する。浮遊したと思えばまた昇っていって。
 容赦なく男は陵辱行為を続けていくのだ。
 もう、いい加減疲れたのに……。

 「っひ、あ……ああぁぁあ~~~~~ッ!」
 「ん……」

 何度も舐められて、唇だけでなく私の性器までもがおかしくなってしまった。
 さっきから、昇ってしまう度に性器から何かが…………、何かが吹き出てしまうのだ。
 何だった……かな。
 少し考えるのが、面倒に感じてきて思い出せない。

 「もぅ、いい……れひょ……」

 ああ、もう。
 舌まで馬鹿になっている、じゃない。夜の王なのになんて、間抜けな……。

 「続ける」
 「いゃ、あ……っ、あっ、あぁあんっ!」

 嫌って、私は言ったのに。
 男がやめない。また私を、浮遊させようとしている。

 「んんん、んぅぅっ! もう、や、ぁ……っ、やぁ……なの、よ……っ!」
 「ちゅ……、ちゅ、ぴちゃ……っ」
 「ひゃ、ぁあっ! なめりゅ、のも、す、ぅ、のもやぁあ……っ!」

 やめろと命令しているのに、やめようとしない。
 私の性器を、まだ口でいじめようとする。

 「はっ、はあっ、はぁ……っ、やめ、てぇ……」
 「やめない」
 「うぅぅ~~っ! やめて、よぉ……っ」

 男が続ける。
 私がやめろと言う。
 思考する事が、困難になってくる。

 「ちゅ、ちゅぅぅ、ぢゅるるっ」
 「ふぁ、ああぁっ、ぁぁああんっ!!」
 「これでも感じていないと? 絶頂していないと?」
 「してないぃぃ……してない、もん……っ」

 私の言葉を聞いて、躾けるかのように陰核を強く吸われる。

 「くっ、うっ、ぁああっ、そんな、すっちゃぁ、ああっ、あぁああっ、はぁああああああぁぁぁぁあっ!!?」
 「…………認めろ」
 「あ……はっ、ひっ、あ……」
 「レミリアは感じている。性器を舐められて強い快感を得ている。それによって何回も絶頂に達していると」
 「い……ったら、やめ…………るぅ?」

 息が上がる。
 声が上手く出せない。
 私、今何を言っているのだろう。
 何だろう。
 とにかく、何度も続けられるのが、つらかった。

 「レミリアの目の前にあるものもしっかり見ろ」
 「……こ、れぇ?」

 瞼を開ければ、そこにあるのは天井に向かっているみたいな、血管の浮いたもの。

 「手でしごけ」
 「…………ぅ、ん」

 いつの間にか、両手を縛っていたのがなくなっていた。
 触ってみればやっぱりそれは、熱い。ドクドクって脈打っている。

 「こ……う?」
 「あぁ」

 と、また男は舐めるのを続けた。

 「ひあ、ああっ、やめる…………って、いったぁ、いったのにぃ……っ」
 「感じていると認めるか?」

 何を、だっけ。
 感じている?

 「性器を舐められるのが、気持ちいいか? そして何度も絶頂に達しているな?」
 「…………」

 あぁ、そういう、事かぁ。

 「正直に話すんだ」
 「うん…………」

 やめてくれるなら、言おう。
 私は。

 「れみりあは……おまんこ舐められて……ぇ、キモチ、よくなって……、何回もイッちゃい……まし、た、ぁ」
 「では、レミリアが握っているそれは?」
 「これ……ぇ? これはぁ、おちんちん……」

 これでやめてくれるよね。
 舐めるの、やめるよね。

 「ふぁあ、ああぁあっ!!? うそつ、き、ぃっ! やめるって、ゆった、ゆったのに……っ!」
 「俺とレミリア、同時に絶頂すればやめる」
 「ほんと? ほんとにやめる?」
 「あぁ」

 いじわる。
 いじわる……。
 でも、約束、した。
 だから、この人のおちんちんを握ってしごく。

 「ひぅ、ぅううっ、やくそく、やくそくだから……っ」
 「わかった」
 「本当に、やくそくなんだか、ら、ああっ、ひゃ、ああぁぁああんっ!」
 「約束する」

 一緒に。
 一緒にこの人とイくんだ。
 でも力、上手く入らない。
 ちゃんと、イけるの……?

 「あなたも、きもち、いい?」
 「あぁ」
 「でも力、あんまり……はいらない」
 「では、先を舌で舐めるとより感じる」
 「…………なめ、る。こぅ……?」

 この人と同じ、って事だ。
 私は舌先でおちんちんの先をぺろぺろ、と舐めてみる。

 「そうだ」
 「ん……ちろ、ちろ……っ」
 「より感じる」
 「ぅん……、ぺろ……、は、あぁあっ、ふぁあああっ!」

 上手く舐められない。
 でも舐めなきゃ一緒にイけない。
 また私だけイッたら終わらない。

 「れろ、れろ……、んっ、んぁぁっ!」

 やっぱり、舐められない。
 声、出ちゃって、出来ない。
 ……そうだ、吸えば、いいんだ。
 私も吸われて何度も、イッちゃった……から。

 「は……む、ちゅっ、ちゅぅぅっ」
 「…………ん」

 ぴくんって、おちんちんが跳ねた。

 「ちゅ、ちゅうぅぅっ」
 「レミリア、そろそろ出る」
 「ん、んむっ、ちゅ、らひれ……っ」

 私も、もうすぐにイッちゃいそうだから。

 「ぢゅぅぅっ、ぢゅっ、ぢゅうううっ」
 「…………はぁ、はぁ。ぢゅるっ」
 「くぅぅうんっ!? ん、んぅうっ」

 またびくって跳ねた。
 私の腰も、びくびく、してきた。
 もう、イきそう。
 イくよね? 一緒に。

 「出る、ぞ……」
 「んっ、ぢゅるっ、ぢゅぅぅううっ!」

 イク。
 また、イッちゃう。

 「ん、んぅ、んぅぅぅううぅぅぅうううううっ!!」

 身体全部に走る、強い絶頂。
 それと同時に私の口の中で出てくる、苦くてどろっとしたもの。

 「ん、んぶ……っ」
 「…………同時にイけたな」
 「んぅ……うぁぁ……」

 耐え切れずに吐き出せば、それがおちんちんにかかって真っ白になった。

 「約束どおり、今日はこれで終了する」
 「ぅん……」
 「後始末をする。じっとしていろ」
 「…………」

 終わった……。
 そう思うとなんだか、凄く眠い。

 「…………レミリア?」
 「ぉやす、み……」

 全身から力が抜けていく。
 意識も、段々落ちていく。

 「あぁ。おやすみ」

 どんどん、身体が下へと沈んでいく。

 「…………せ、……う…………ま」

 何か、聞こえた気がしたけど、全ては聞き取れなかった。



 …………目が覚めると、私の身体は綺麗になっていてベッドも清潔。まるで昨夜された事なんてなかったかのようにされていた。どうやらあの男は眠った私を起こす事無く後処理を行ったのだろう。
 窓を見れば朝日が既に登っていて、どれだけ私が眠っていたのかを物語る。
 起き上がって深呼吸を一つ。ぼうっとしていた意識が次第にはっきりとしてきて、すぐに思い出したのは当然、昨夜の事。

 「いっそ、忘れてしまっていればよかったものを」

 一晩眠っても、昨夜のあの時を鮮明に思い出せる。忌々しい陵辱の時間で、私はついに認めてしまったのだ。
 あの男にされて感じていたのは痛覚などではなく、快感だったという事。それだけでなく、私はあの男にされて何度も絶頂を繰り返していた事。
 いくら言葉で否定しても、身体は快感を蓄積して限界を迎えてさらに蓄積されて、の繰り返しだ。まともな思考もままならない状態になり、男の命令を素直に実行し、指摘された事を素直に認めてしまった。
 失態、さらに失態の連続。繰り返される負のスパイラル。

 「…………っ」

 無意識で奥歯をギリッと噛み締めてしまうほど悔しかった。
 身体で感じていた感覚を口にする事を頑なに拒んでいたのに、いとも容易く自ら白状して、さらに私はあの男のペ、ペ、ペニスを口に含んで…………。
 これまでの出来事よりも明らかに私の行動が違いすぎて、夢だったのだと思ってしまいたい。
 あんな事を私がするはずがない、あんな下品な事を私が言うはずがない、と。
 だが、現実は違う。
 あの出来事は実際に起こった事であり、私が発した言葉もそうだ。
 どれだけ否定したくても、昨日の私が肯定してしまったのだ。しかも、あの男の前で。
 気持ちいい。何度もイッてしまったと。

 「うぁぁああああっ!!」

 力任せに髪をばりばりと掻きまくっても、今の気持ちが晴れる事はなかった。
 あの男が私に何を言っても否定すればそれだけでよかった。だがそれを自ら肯定してしまえば、もう駄目だ。
 あの男によって私の身体は変えられてしまった。もはやそれは逃れられようのない事実だ。
 一度口にした事をなかった事にするなど、私のプライドが許しはしない。王は自らの発言に責任を持つべきであり、それを否定してしまっては王の立場は無くなる。
 この時ばかりは私のプライドの高さに呆れてしまう。

 「――――あの男が来た時、どんな顔をすればいいのよ」

 私が会いたくないと思っても男は必ずやってくるだろう。きっともうそろそろ、朝食を持って部屋を訪れる。いつもと同じ無表情でやってきて、いつもと同じように去る。
 くそ、くそ……。なんだ、この悔しさは!
 この私が人間如きに悔しがるなど、あってはならないというのに……ッ!
 出来る事ならあの男の横っ面をグーでぶん殴ってやりたい。

 「レミリア」

 ノックと共にあの男の声で、私は思わず少し飛び上がった。うぅぅっ、何を驚いているのよ私はっ。
 そう、冷静でいればいいんだ。情けないが、昨夜の事はもう諦めてしまおう。過去を悔やんでも何も始まりはしない。王ならばこれからの事を考え、方針を決めればいい。
 あの男は私の身体に何度も何度も触れた。だが、どうしても触れられない場所があるではないか。
 それは私の心。いくら身体を弄ばれようとも心に触れる事など出来はしない。
 えぇ、えぇ。認めてあげようじゃない。私は確かにお前から触られて気持ちいいと感じてしまうわ。だが、それだけだ。どれだけ陵辱しても所詮それまで。
 夜の王である私の心を変えられるなど、おこがましいのだと知りなさい――――ッ!!

 「入りなさい」

 いつもと変わらずの鉄仮面のような無表情で男は部屋に入ってくる。トレイには私の朝食が載っていて、テーブルに順番に並べていく。
 が、いつもの朝食よりも皿の数が多い。

 「そこまで食べられないわよ」
 「これは俺の分だ」

 …………っ。
 あ、あぁそう。

 「お前もここで食べるの?」
 「あぁ。駄目か?」
 「勝手にすればいい」

 王は、うろたえない。
 いつもは一人の食事だったが、恐らくこれから男と一緒に食事を取る事になるだろう。
 ふんっ。その程度、視界から男を排除すれば事足りる。
 だから、うろたえはしないのだ。

 「いただきます」
 「いただきます」

 焼きたてで香ばしいパンを一口かじり、紅茶を飲む。

 「…………」

 き、気になる。
 今までは一人で食事をしていたからこそ、向き合った椅子に座り黙々と朝食を取る男が気になる。
 いけない。視界から排除しなくては。

 「…………」
 「…………」

 プチトマトを口に運ぶ。
 スクランブルエッグを食べる。
 パンにジャムを塗り、食べる。
 紅茶を、一口、飲む。

 「…………」
 「…………」

 味がしない。
 見ないでおこうと思っても男を見てしまう。朝食を見て、またすぐに男が食べている姿を見るの繰り返し。
 なっ、なんなの。
 ただそこにいるだけだと言うのに私の変わり様はなんなの!?

 「レミリア」
 「な、何よ」
 「美味いか?」
 「咲夜よりは下ね」
 「努力する」
 「勝手にしてなさい」

 …………。
 どうして私はこんな簡単な会話をしただけなのに緊張してしまっているの。
 意味がわからない。自分の事なのに意味がわからないし理解も出来ない。
 うっ、うろたえないって決めたのだからそれを見せてはいけないわ。
 私の身体を弄ぶような汚らわしい男に、これ以上の失態を…………。
 心の中で無を唱えながら朝食を口に運び、手早く終わらせる。ただ向かい合わせになって食事をしているだけなのに、何故私がこんな事をしなくてはいけないのか。
 それに突然食事を一緒に取るなんて、一体何を考えているのかしら。

 「ったく……。もぐ、もぐ」
 「レミリア」
 「ごくん。何よ」
 「もっとよく噛め。早食いは身体に良くない」

 お前は……、私の父親かぁっ!

 「あぁそう」
 「そうだ」

 どうせ言い返したって変わらないし、無駄に体力を消費するわ。それに食事時に声を荒げるなんてマナーがなっていないもの。
 王たる者、いつでも冷静沈着で居る事を心がけよ……ね。

 「レミリア。伝える事がある」
 「何よ」

 食事のスピードを遅くして、ゆっくりと食べていると――――。

 「今日から俺もここで過ごす事にする」

 …………男の口から、最も聞きたくない言葉を耳にしたのだった。

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miyabi

Author:miyabi
本当は封獣ぬえちゃんを愛していた事に気がついてしまった男のSS置き場。
と同時にぼっちサークル「雛花メランコリィ」のブログでもあります。
「GBE」のけーだむさんにロゴ作っていただきました!圧倒的感謝っ……!




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